「今まで受けたことがない感覚を」もみほぐしとストレッチの融合。こけもも・寺田さんの美学
こけもも(Kokemomo)
広島県東広島市、西条町寺家の閑静なエリアにひっそりと佇む「Relaxation Salon Kokemomo~こけもも~」。完全個室のプライベート空間で、日々蓄積される肩こりや腰痛に悩む人々の心と身体をほぐしている。
温泉施設内のサロンで数多くのお客様と向き合ってきた代表の寺田友梨さんは、従来のリラクゼーションの枠を超えたアプローチを追求してきた。それは、ただもみほぐすだけでなく、深部までアプローチして効果を持続させるというものだ。
彼女がどのような想いで顧客の身体に向き合い、この場所で新たな癒しのカタチを提供しているのか、その背景に迫った。
顧客が抱える「悩み」の真相と疑問
長時間のデスクワークや日々の家事・育児。現代人の多くが慢性的な肩こりや首の痛み、腰痛を抱えている。一時的な疲労回復を求めてリラクゼーションサロンへ足を運ぶものの、「施術の直後は軽くなるが、すぐに元の重たい状態に戻ってしまう」と悩む人は少なくない。
寺田さんもまた、温泉施設でセラピストとして勤務するなかで、こうした顧客のリアルな声に直面してきた。
「ただ表面の筋肉をもみほぐすだけでは、どうしても効果が長続きしません。お客様の根本的なつらさを和らげるためには、もっと違うアプローチが必要なのではないかと感じていました」
一時的な慰安ではなく、日常に戻っても続く軽やかさを提供したい。その想いが、のちに自身のサロンで展開する新しい施術スタイルの原点となった。
常識を覆す独自のソリューション
そこで彼女が辿り着いたのが、従来のもみほぐしに「ストレッチ」を融合させるという独自のスタイルだった。
もみほぐしとストレッチの掛け合わせにより、血行を促進しながら筋肉の深部へとアプローチしていく。ただ圧をかけるだけでなく、縮こまった身体をゆっくりと伸ばすことで、効果が持続しやすい状態へと導くのが最大の特徴だ。
「お客様からは『今まで受けたことがない感覚』というお声をよくいただきます。しっかり身体が伸ばされている実感があり、深くまでほぐれていくのが分かるとおっしゃっていただけます」

その日の体調やコリの具合は、人によって、そして日によって全く異なる。「今日はここを重点的に」「全身をゆっくりほぐしたい」といった要望に耳を傾け、強さや施術内容を柔軟にカスタマイズすることで、一人ひとりの身体に最適なケアを実現しているのだ。
五感で届ける体験と徹底した細部へのこだわり
店名である「こけもも」はクランベリーの和名であり、その花言葉には「心を癒す」という意味が込められている。その名の通り、サロンは周囲の目を気にすることなく自分自身と向き合える完全予約制のプライベート空間だ。

「身体の緊張を解くためには、まず心が安心できる場所でなければなりません。お客様が扉を開けた瞬間から、ほっと息をつけるような空気感を大切にしています」
施術のバリエーションも多岐にわたる。一人ひとりの悩みに合わせて、以下のメニューを組み合わせて提供している。
- もみほぐしとストレッチを融合したボディケア
- 老廃物の排出を促すリンパケア
- 足元から全身を整える足つぼ
- 思わず眠りに落ちる心地よいヘッドスパ
五感のすべてを満たし、心身の深い部分からゆるんでいく体験を提供するための、彼女なりの徹底した美学がそこにある。
店を訪れた先に広がる顧客の日常と未来
こけももに通う顧客の層は幅広い。仕事と子育てに追われ「常に身体が重たい」と語っていた30代の女性は、自分にぴったりの力加減を見つけてもらうことで、今ではサロンが欠かせない場所になったという。また、下半身の動かしづらさを抱えていた50代の男性は、定期的なケアによって趣味のゴルフを無理なく楽しめるまでに改善した。
「施術を終えた後、お客様の表情がふっと柔らかくなる瞬間が何より嬉しいです。これからも、ご自身のペースで無理なく通い続けられる、日常の止まり木のような存在でありたいです」
東広島の街で、今日も寺田さんは一人ひとりの身体と誠実に向き合っている。「こけもも」という名に込められた祈りのように、彼女の手から伝わる温もりは、訪れる人々の心と身体を静かに、そして確かに癒し続けていく。
取材・文=みつかるグラム編集部

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